お墓を建て替える際、特に霊園やお寺の場所を変更する場合には、自治体への届け出が必要となる場合があります。
お墓の移設や建て替えには法的な手続きが絡むため、事前に必要な手順を理解しておくことが重要です。このページでは、自治体への届け出が必要なケースや、必要書類について詳しく解説します。
自治体への届け出
別の場所にお墓を移す場合
お墓を現在の場所から別の場所に移す場合、自治体への届け出が必要です。具体的には「改葬許可証」を取得する必要があり、これはお墓の移設を認める重要な書類です。
現在と同じ場所にお墓を建て替える場合
お墓を現在の場所でそのまま建て替える場合、自治体への届け出は不要です。建て替えによって墓石や構造が新しくなるだけで、場所自体に変更がないため、特別な許可は必要ありません。
改葬許可証の取得方法と必要書類
改葬許可証を取得する際には、自治体の窓口で手続きを行います。この手続きには、以下の3つの書類が必要となります。
必要書類の詳細
- 受け入れ証明書
発行場所: 現在のお墓がある施設
発行手数料: およそ1,000円
受け入れ証明書は、移設先のお墓施設が新たな納骨先として承認したことを証明する書類です。現在のお墓がある施設で発行してもらいましょう。
- 埋葬許可証
発行場所: 現在のお墓がある施設
発行手数料: およそ1,000円
埋葬許可証は、現在のお墓に埋葬されている故人が正式に埋葬されたことを証明する書類です。こちらも、現在のお墓がある施設で発行してもらいます。
- 改葬許可申請書
発行場所: 自治体窓口
改葬許可申請書は、改葬を行うために必要な申請書です。自治体の窓口で用紙を受け取り、必要事項を記入して提出します。手続きが完了すると、改葬許可証が発行され、お墓の移設が正式に認められます。
建て替え手続きまとめ
お墓を建て替える際に、霊園やお寺の変更を伴う場合は、自治体への届け出や書類の準備が欠かせません。
特に、改葬許可証の取得には時間がかかることもあるため、早めの準備が大切です。
家族や親族と話し合い、必要な手続きをしっかりと理解してから進めることで、スムーズにお墓の建て替えを行うことができるでしょう。
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